齋藤正明さんの食器

2012年7月24日

広島県に住む齋藤正明さんの作品です。広島県にある地桜を使い作品を作っています。最初の出会いはコンフォートマート8周年記念のための「豆皿」を作って頂いたことです。大きく切り出した桜の木を木刀で時間をかけて削っていくものです。削る過程で自然と削り跡が木部に付いてきます。多分旋盤機械でやれば「つるっ」としたものが出来上がると思います。それをあえて手作業にこだわり続けているのが素敵なところです。自宅では齋藤さんが作った屋台サーバーを使っています。すき焼きをした時に具を皿に分ける為に重宝しています。

 

削り出したものにクルミのオイルで仕上げているだけなので、「水とかにつけちゃうと変形したり、割れたりしちゃうんじゃないのかな?」とか思ってしまいがちです。実は全然大丈夫。ちゃんと乾燥させ安定している材を使っているので、動きは少ないです。でも、収納する時は水洗いして、ちゃんと乾燥させてください。実はこれ、陶磁器にも言える事で忙しい私達は「えいやっ」って乾いた布で拭くだけでしまっています。でも、これは食器にほんとによくない。

 

私は実体験済です。陶器のお椀をいい加減に乾かし食器棚に置いていたら、カビました。カビたらもう終わりです。陶器の中まで臭いがついて使い物にならなくなってしまいました。

 

せっかく気に入っていいものを買った訳ですので、丁寧に使いましょう。この齋藤さんの食器もそうです。表情豊な素敵な食器です。使えば使うほど、桜の色が変わって来て、それが味になりもう一生手放させないものになると思います。

 

この皿はパン用の皿。焼いたパンを置いても木が水分を吸ってくれるので、パンが蒸されて柔らかくなったりしません。自然の理を利用して美味しく食事を頂きましょう。

 

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