リサ・ラーソンのカメ

2013年5月19日

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このカメを見た瞬間、「モモに出てくるカメだ!」と思いました。

ミヒャエル・エンデ作の「モモ」という児童文学をお読みになったことはありますか?
私は児童文学にしてはかなり分厚い本だった為子どもの頃は読めなくて、大人になってから読みました。

☆お話はこのようなものです。
モジャモジャ頭でボロボロの服を身に纏ったモモという少女は不思議な力を持っています。気分が晴れない人はモモに話を聞いてもらうだけで不思議と気分が晴れ、トラブルは解決します。そしてモモは面白い遊びを思いつく天才でもあります。
そんなだからモモは街のみんなの人気者。
でもある日、「灰色の男たち」が町中にはびこるようになり、人びとから時間を奪って行きます。「ああ時間がない!時間がない!」人びとは目の色を変えてあくせく働き、あらゆる事を合理的に進めようと躍起になります。
そう、だから例えば脚の悪いおじいさんは掃除夫の仕事をクビにさせられるし、時間の無駄だからとモモの所に話をしに来る人もいなくなりました。
そしてある日、モモはこの現象の重大な秘密を知り、人びとから時間を取り戻す為に大冒険へと出発します・・・

たった一人で灰色の男たちと戦いに冒険の旅に出たモモでしたが、途中からカシオペイアという神様の遣いであるカメも同行する事になりました。
冒頭で言いましたリサ・ラーソンのカメはそのカシオペイアに似ていると思ったのです。

私もよく、時間がないと焦ってしまう事がありますが
このカメを見ていると「灰色の男に心を持ってかれてるよ!」と諭される気分になります。

カメの甲羅にはお花の模様が描かれており、藍色の釉薬が美しくのっています。
ライオンも良いですがカメもいかがですか。

リサ・ラーソン カメ ¥15,750

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