北欧と日本の掃除道具展

2012年9月2日

 

9月22日(土)〜10月8日(日)、雑貨屋イリケでは北欧の掃除道具、そして日本の掃除道具を集めた展示イベント「北欧と日本の掃除道具展」を開催します!

 

北欧の掃除道具は「イリス・ハントバーク」社(スウェーデン)のもの。視覚障害者によって運営されクラフトマンシップを100年以上も守り続けている会社です。また、全てのブラシはハンドメイドで作成され、素材もできる限り天然素材を使用しています。

 

世界は色々な人達で成り立っています。人の命に無駄なにものなんて1つもありません。悲しい事ですが、このことを心の底から感じることが少ない世の中になっています。イリス・ハントバーク社のブラシを見て下さい、ホウキを見て下さい。とてもいいものです。そのものを使って頂き、そのものを作っている人の姿を想像して見て下さい。命に無駄なものなんてこの世の中には1つもないと感じて頂けると思います。

 

日本の掃除道具は和歌山県に江戸時代から伝わる「棕櫚」を原料にしたものです。ホウキやブラシ、そしてタワシ類です。これらを作る職人さんは年々減り、現在は片手で数える程しかいません。雑貨屋イリケがお願いした職人さんは今年で85歳。その方のおじいさんの時代(江戸時代)から棕櫚製品を作り続けています。棕櫚のホウキにおいては、がんばって一日に5本程度しかできません。現在の大量生産の時代、一時間に5本しかできない製品で生計は成り立ちません。ですが、職人さは「伝統の棕櫚製品をなくしてはいけない」との思いで、他の仕事もしながら細々と続けていました。そんな最中、皮肉なことなのですが、3月11日の震災以来、電力に頼らず、手仕事でできるところは、手仕事でしたいと思う方々が増え、今では棕櫚でつくる日本伝統の掃除道具は全国的に注目を集めています。

 

ホウキにしても、安くはありません。1本5,000円以上します。でも、一度使うとその使い勝手の良さ、そしてやはりゴミがよく取れるということで、何度も買われる方が多いのが棕櫚の掃除道具です。

 

イリス・ハントバーク社のもの、そして和歌山県の棕櫚のもの、ともに人の手を直接介し時間をかけて丁寧につくられたものです。丁寧に作られたもので丁寧な時間を過ごしてみませんか。

 

 

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